第93回マンスリーコロキウム

日時: 2月20日(木)13時10分~16時20分

●第一セッション(13時10分~14時40分)

  「国際コンテナ戦略港湾政策の実現に向けた港運業界の取組と課題」

  日本港運協会 理事兼港湾物流戦略室長  久米秀俊先生

国際コンテナ戦略港湾政策とは、国際基幹航路の寄港を維持・拡大により、我が国荷主企業の物流事情を改善、経済・産業の国際競争力を強化させる国策です。京浜港、阪神港の競争相手は韓国の釜山港であるが、基幹航路の就航便数、寄港先地域で大きく差がある。港運業界では、これまで、同政策の柱とする「集貨」「創貨」「競争力強化」施策に、鋭意取組んできた。「集貨」では、アジア広域集貨、国際フィーダー航路強化への協力の取組み、「創貨」では、流通加工機能を備えた荷さばき又は保管施設の整備、「競争力強化」では、ターミナル一体利用への協力、荷役機械の自働化・脱炭素化の取組み。
国際コンテナ戦略港湾政策実現に向けた取り組みと課題をご紹介いただきます。

  ●第二セッション(14時50分~16時20分)

  「ライトアセット物流ソリューションに貢献する知能化ロボット技術」

 株式会社 東芝生産技術センター 上席研究員(元技監)
電気通信大学 客員研究員 宮内 孝氏

東芝グループでは、社会インフラを支えるフィジカル技術とデータの力を生かしたサイバー技術によって、物流現場の効率化・自動化に向けた活動を進めています。はじめに、郵便向け自動化機器などで培った自動化・省力化技術を応用したライトアセット物流ソリューション事業の概要。次に、ライトアセット物流ソリューションを実現のための「かしこく」、「つながり」、「進化する」物流向けの知能化ロボット技術をご紹介いただきます。